新年度、最初の学校訪問は、4月21日(土)杉並区立高井戸第三小学校でした。
高三小とは、Swimmy設立当時からのお付き合いです。
今年は 全学年とも、2020年のオリンピックへ向けて 国際理解を深めるというテーマで、それぞれのプログラムで公開授業を行っていました。
そんな中、Swimmyでは、2年生と3年生を担当。
アフリカとモンゴルの物語の朗読と、それぞれの国の子ども達の暮らしをスライドを使って紹介しました。
「アフリカの子ども達」では、日本でもおなじみの オスマン・サンコンさんの幼少期の頃の思い出を紹介。
サンコンさんは、日本へ来て公園に「木に登ってはいけません!」とか 「ボール遊びはいけません!」と書かれていることに、とてもびっくりしたそうです。
サンコンさんのふるさとギニアでは、公園に遊具はないけど、木登りをしたり、木にロープをつるして ブランコを作って遊んでいたそうです。
遊具だけでなく、サッカーグランドは 自分たちで草を刈るところから始め、
ゴールも ボールだって 自分たちで作りました。
ボールは、オレンジの実の中身を吸い取って作ったり、ゴムの樹脂を一晩貯めて 丸めて作ったゴムボール。もちろん、ちっとも飛ばなくて、蹴りにくい。
本物のサッカーボールは 見たことも触ったこともない。
でも、子供たちはサッカーが大好きで、みんな毎日元気に走り回って遊んでいます。
アフリカの子供たちのおはなしに続いては
モンゴルの遊牧民のお話。
モンゴルの遊牧民は 子どもでも小さい時から馬のお世話をして、馬を乗りこなし、
学校へ行くときも 馬で通学するという話や、
春から秋にかけては 草のあるところを求めて 草原を転々と移動しながら 自然と共に暮らす遊牧民の様子を紹介しました。
2年生も3年生も 日本とは まったく違う 世界の国の子ども達の様子に興味深々、「え~!」「すごい!」「びっくりした~!」と みんな目を丸くしながら聞き入っていました。
日本では 当たり前のことが 世界では 当たり前ではないんだということや、
いろいろな国があるんだということを知ってもらうことは とても大切なことですね。
そして、子供たちに話しながら、「豊かさ」イコール「幸福」とは言い切れないということを、改めて考える授業でした。