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スイミーの朗読活動・エピソードを紹介します♪


by suimmy
震災以来、都内のこどもたちの中にも、怖い夢を見たり、不安を訴えたりする子が増えている。
そんな子どもたちの心を少しでも癒してあげたい。そんな思いで、この日は 馬頭琴奏者 バトエルデネ氏と
杉並区立西田小学校を訪問した。
遊牧民の生活から学ぶ 杉並区立西田小学校_e0088256_16585830.jpg
馬頭琴の澄んだ音色とともに語る「スーホの白い馬」。
こどもたちはみるみるお話しの世界に引き込まれてゆく。
脳裏に浮かぶのは 広々とした草原。そこにたたずむ遊牧民の少年と 草原を走る真っ白い馬。
そして主人公の気持ちになって涙ぐんでいる。みんな優しい子どもたちだ。

朗読 の後は 馬頭琴についてや モンゴルの遊牧民の生活を紹介した。
モンゴルには、いまでも約80万人の遊牧民がいるという。
彼らは、ゲルと呼ばれるテントに住み 春から秋にかけて 草原を転々と渡り歩く。
いつも自然とともに暮らす彼らの生活には 電気もガスもない。
遊牧民の生活から学ぶ 杉並区立西田小学校_e0088256_17116100.jpg
燃料は 牛の糞を乾燥させたのものだそうだ。
「え~臭くないの~!」とこどもたち。

よく乾燥させた牛の糞は ちっとも臭わない。
そればかりか その牛の糞を燃やして立ち上る煙には ウイルスを殺し、病気を治す効果まであるという。
草原の薬草を食べているからなのだ。(日本の牛とは違うのね)

日の出とともに起き、牛や馬の世話をし、その肉を食べ 乳を飲み 
大人はヤギの乳の酒で楽しく歌い
こどもは骨でおもちゃを作り 夜は星を眺め、早くに寝る。何と無駄のない生活なのだろう。
そんな生活を 2000年も前から続けている。

ちなみに モンゴルも地震の多い国だという
けれど 地震で家が壊れても 「あ、痛て!で済んじゃうからね!」 と バト氏は笑った。

計画停電で あたふたする私たちとは大違いだ。
いままであたりまえに思えていた 便利で豊かな私たちの暮らしだが、
何と脆い、そして無駄の多い生活だったのだろう。
バイオ燃料だけで何千年も生活してきた遊牧民の暮らしこそ 地球に人に優しい。

それでも東北の人たちは、都会の私たちよりもはるかにたくましい。
テレビでインタビューされた多くの人は 「無事です、元気です、大丈夫」という
大丈夫なはずがないのに大丈夫だとこたえる。
辛い避難所生活でも、 地域の人が助け合い、団結し 復興に向けて立ち上がろうとしている。
そしてまた、漁港を造り あの牙をむいた海へまた漁に出たいという。
何とたくましい 強い人たちなのだろうと 思わずにはいられない。
私たちも何か力にならなくてはいけないとおもう。

この度の地震で、日本は多く尊い命と犠牲を払ったが、
この教訓を これからの未来に生かさねばならないとおもう。
# by suimmy | 2011-03-18 15:19 | 学校訪問
此のたびの地震及び津波で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
SWIMMYは、毎年岩手県宮古市の小学校へ公演に行っておりますし、また、私は、仙台の東日本放送に勤務していましたから、宮城県には、沢山の知人・友人がいます。まだ、連絡の取れない方も多く心配でなりませんが、ひたすらご無事でいらっしゃることを祈り続けています。

宮城沖地震はいつかまた起こるのではないかといわれていましたが、このような未曾有の大震災になろうとは、誰も予想していなかったと思います。
あの美しかった海岸線の景色が、あのような悲惨な光景に変わってしまったなど、とても信じられません。

余震の恐怖や寒さの中で今も救援を待っている方のことを思うと、いま、何もできない自分が歯がゆくてなりませんが、一刻でも早く すべての被災地の皆様のところへ燃料のガソリンや救援物資が届くように祈っています。そして、一人でも多くの命が救われることを祈っています。

さらに追い打ちをかけるような、福島第1原発の事故。福島の方の不安は 想像を絶するものでしょう。

スイミーが、学校などでよく朗読する本に、6年前に起きた 新潟中越地震の時の実話「山古志村のマリと3匹の子犬」という物語がありますが、人も動物も、最後まであきらめずに「生きるぞ!」という気力を持ち続けることで普段では出せない力が出るそうです。被災地の皆さまはもう精一杯耐えていらっしゃると思いますが、どうかあきらめずに頑張ってください。
 

東京では 14日月曜日から 計画停電が行われ 多くのイベントが中止となっていますが、スイミーも 交通機関が運休しているため、15日に予定されていた 足立区立東島根中学校の卒業生を送る会での朗読公演を見送らざる得なくなってしまいました。
卒業生の皆さん、本当にごめんなさい。私たちもとても残念です。
この地震で、日本全体がこれから再生していかなくてはならない危機的状況ですが、これからの時代を築いてゆく卒業生の皆さんのご活躍を期待しています。 
                
                                       
# by suimmy | 2011-03-16 00:52 | お知らせ
本日は、杉並区立富士見丘小学校を馬頭琴奏者バトエルデネ氏とともに訪問いたしました。
アヨーシ・バトエルデネ氏は、5年前にモンゴル大使館を通じてご紹介を頂いた、モンゴルを代表する馬頭琴奏者です。
馬頭琴の生演奏に感激 杉並区立富士見丘小学校_e0088256_02374.jpgモンゴル国立音楽大学、大学院をご卒業後、権威あるジャミアン馬頭琴コンクールでグランプリを獲り、以来、世界各国で演奏活動をされ、かの有名なヨーヨーマともアンサンブルをしたこともあるという経歴をお持ちで、現在は、日本人の女性と結婚されて、日本を拠点に活動を続けていらっしゃるという方です。
モンゴル文化や馬頭琴の普及のため、学校での公演にも大変御理解があり、スイミーとはこれまでも年に何回か 学校からのご依頼がある度にご一緒させていただいています。
馬頭琴の生演奏に感激 杉並区立富士見丘小学校_e0088256_081469.jpg
今日も民族衣装を纏ったバトさんが現れると大歓声。まずは、馬頭琴について簡単に説明をしていただき、それから、2年生の教科書にも載っている「スーホの白い馬」の朗読に合わせて、演奏していただきました。
馬頭琴の音色は、まるでモンゴルの草原を渡る風のように澄んでいて、また、競馬のシーンなど、馬が走っている姿が目に浮かんでくるようです。物語を聞いた後は、モンゴルのスライドを見せながら、バトさんにインタビュー。子どもたちからも次々と質問の手が挙がって瞬く間の1時間でした。
おしまいに、子どもたちから御礼に、折り紙で織った馬やお花で飾られたかわいい色紙を頂きました!
馬頭琴の生演奏に感激 杉並区立富士見丘小学校_e0088256_06157.jpg

# by suimmy | 2011-03-03 00:09 | 学校訪問
Swimmyは、よく学校公開日にお招きいただき、ライブや音読の授業を行います。 
東京に春一番が吹いた2月25日(金)は、杉並区の杉並第三小学校(以下、杉三小)の学校公開日。
そこで【音読のコツ】をお教えしてまいりました。
学校公開日に音読授業 ~杉並第三小学校~_e0088256_22413514.jpg
杉三小には、これまでにも何度も伺い、その度に、発音発声の仕方や口の開き方などをご指導してまいりましたが、日常会話や日頃の音読では、つい、それを忘れてしまうようです。
でも、さすがに二度目だと【習ったことある!】と、すぐに思い出し、コツを取り戻したようでした。

今回の授業は、1~4年生でした。(5年生は、別の日に実施。)
学校公開日に音読授業 ~杉並第三小学校~_e0088256_22354262.jpg
1年生は、早口言葉。
早口言葉は、アナウンサーも、訓練の一つとして取り入れていますが、それは、決して早く間違わずに読むことだけが目的ではありません。
早口言葉は、口をきちんと開かず、ただただ急いで喋ると、何を言っているのか、はっきり聞き取れないものが多いのです。
例えば、あ行を練習する早口言葉に【お綾や、親にお謝りなさい】というのがありますが、これをキチンとした口の開き方をして発音しないと、言葉が流れて、何を言っているのか、チンプンカンプンです。
皆さんにお馴染みの【隣の客は、よく柿食う客だ】も、しかりですね。
まずは、これを、ゆっくりでいいから正確に聞き取ってもらえるように言う・・・というのが早口言葉の最初の目的なのです。
1年生の皆さんにも、このことをお伝えし、楽しく学習しました。
2、3年生は、テンポよく元気に読める詩の音読。
学校公開日に音読授業 ~杉並第三小学校~_e0088256_22475010.jpg
4年生は、教科書に掲載されている【ごんぎつね】を教材にしました。
その詩や物語の情景、登場人物の心情などを考えながら、それに合った読み方をするために、声を大きくしたり、小さくしたり、高くしたり、低くしたり、読み方をゆっくりにしたり、早くしたり、そして間をキチンと使ったり・・・ということを繰り返すうちに、皆さん、格段に上手になっていきます。
恥ずかしくて人前では、なかなか上手に読めないというお子さんも、今日の授業を受けて【ちょっと大声を出して読んでみたくなった】と言ってくださり、先生(!)としては、嬉しかったです(^^)
見学なさっていた保護者の皆さんも一緒に口を動かしていらっしゃいましたよ~。

今日は午後まで授業がありましたので、お昼は給食をいただいたのですが、それが今日は、年に一度の【6年生卒業おめでとう弁当】の日♪
学校公開日に音読授業 ~杉並第三小学校~_e0088256_16522965.jpg

フタを開けると・・・・・色どり鮮やかで、種類豊富な中味に、思わず歓声を挙げてしまいました。



学校公開日に音読授業 ~杉並第三小学校~_e0088256_1655889.jpg

唐揚げ、かぼちゃ、煮物、プチトマト、ほうれん草の和え物、サケ、それにお赤飯。
豪華なお弁当は、学校内の給食室で作っているもので、芹澤校長先生とご一緒に、美味しく頂きました。

子ども達は、今日は、学年入り混じって、縦割りで楽しく食べたのだとか。
3月下旬の卒業式まで、このお弁当会のほかにも、6年生との思い出を沢山作る予定があるのだそうです。
そんなアット・ホームな学校の雰囲気を、私たちも味わうことができ、この日の陽気と同じように、心がポカポカした一日でした。

杉並第三小学校の子ども達、先生方、美味しいお弁当を作ってくださった給食室の職員の皆様、どうもありがとうございました。
# by suimmy | 2011-02-25 17:13 | 学校訪問
素敵な笑顔をありがとう!ボナージュ横浜_e0088256_23325311.jpg横浜港北ニュータウンの仲町台駅から徒歩6分のところににある シニア賃貸住宅ボナージュ横浜は、敷地内に、診療所やレストラン、美容室、キャッシュディスペンサーも図書室も娯楽室も整っている高級シニア住宅です。平均年齢は、80歳。お一人暮らしの方も多いそうですが、生活サービスセンターのスタッフが24時間体制で常駐していて、トイレ・洗面所内に緊急ボタンのほかに、生活リズムセンサーを設置してあって、一定時間トイレ・洗面所内の利用がない場合、生活サービスセンターに自動的に通報されるシステムになっているそう。これなら、年をとっての一人暮らしも安心ですね。
素敵な笑顔をありがとう!ボナージュ横浜_e0088256_23341544.jpgまた、生活サービスセンターでは、いろいろな講習会や講演会を沢山企画していて、スイミーの朗読会は、年1回、今年で6年目。「毎年行うアンケート調査でも、スイミーさんの朗読会は 人気上位ランキングなんですよ」とサービスセンターの白井さん。
素敵な笑顔をありがとう!ボナージュ横浜_e0088256_23233498.jpg今回は、昔話「天狗の隠れ蓑」と、プレゼントにまつわる思い出を集めた短編小説から母から送られた鍋のお話し。それから、今話題の白寿の詩人 柴田トヨさんの詩集を、懐かしい唱歌のメロディーに載せて朗読させていただきました。92歳から、詩を書き始めたという 柴田トヨさんの詩からは、優しさと強さを感じます。
あるお父様は 柴田さんの詩を、認知症の奥様に読んでさしあげたら、奥様がうなずいたんだとお話ししてくださいました。
年1回の1時間足らずの、皆さんとの触れ合いの時間ですが、「カレンダーに2重丸をつけて楽しみに待っていたのよ」と、とびきり素敵な笑顔で迎えてくれたお母さん、ありがとうございます! 私も、なんだか 母に会えたような気持ちになりました。また、来年も、元気でお会いいたしましょう!素敵な笑顔をありがとう!ボナージュ横浜_e0088256_2335195.jpg
素敵な笑顔をありがとう!ボナージュ横浜_e0088256_23373496.jpg
# by suimmy | 2011-02-24 21:19 | 施設訪問