「命」を考える! 三度目の訪問、杉並・永福小学校
2009年 06月 04日
蒸し暑いくらいの陽気の中、緑豊かな杉並・永福の永福小学校に行ってまいりました。
永福小学校では、毎年6月を「命の月間」として、SWIMMYをお招きくださいます。
3回目となる今年も、子供達に「命」の尊さをお伝えしようと、低学年に二作、
高学年に一作ご披露しました。
低学年には、亡くなった子を想う母ぎつねの切ない胸の内を描いた作品と
自分の命を犠牲にしてまで仲間を守りぬくダチョウのお話でした。
ひとつの命が消えると周りの人々にどんなに悲しい思いをさせるか、
だから自分の命を大切に、自分だけでなく誰の命も
尊いもの・・・という当たり前の感情が作品を通じて自然に
湧き上がってくれば・・・と思います。
高学年には、杉並しあわせ文庫から「ココロマメ」を朗読。
親子や兄弟の絆、命の重みが伝わる作品で、終盤、子供たちの
すすり泣く声も聞こえてきました。
ピアノの音色に、感情をさらに揺さぶられたようで、終演後、保護者の皆様も
口々に感動を伝えてくださいました。
永福小の最寄り駅の永福町駅では、2日前に、酔った大学生が他の乗客を
巻き込んで線路に落ち、怪我をさせる・・・という事件があったばかり。
巻き込まれたのが、自分の家族だったら、友達だったら・・・と、身近で起きた
驚くべきニュースに子供たちもショックを受けたに違いありません。
そんな時だけに、より一層、命に思いを馳せたライブになりました。
万全の準備をしてくださった保護者の皆様、自らお茶を用意してくださった
校長先生、朗読を聴いてくれた子供たち・・・どうもありがとうございました。
また来年お目にかかれたら嬉しいです。