先生も「あいうえお」! ~町田第二小 教職員音読研修会~
2014年 01月 29日
町田第二小は、この2年間で、音読指導とライブで合計4回もお邪魔しているSwimmy常連校です。
去年と同様、最初に、音読の基礎となる腹式呼吸、発音発声、感情表現のコツ、間の取り方などを簡単にご説明し、すぐに3つのグループに分かれての個別指導に入りました。
教材は、いずれも教科書作品で、低学年「お手紙」、中学年「ひとつの花」、高学年「大造じいさんとガン」でした。
座学よりも、まずは、お一人お一人声を出し、実践してみていただくことが、上達への第一歩ですので、今年は、個別指導に、より多くの時間を割きました。
そして、各自の読みの癖を指摘したり、改善すべき点をお伝えしたりします。
私達が音読をご指導していて、よく耳にする代表的な悪い癖としては・・・
①「間」の取り方が不十分である。
②助詞の「が」や「は」を変に跳ね上げる読み方をする。
③どうでもいい言葉を強調してしまい、肝心な重要語句が印象に残らない。
が挙げられます。
特に、①の「間」は、朗読やスピーチをする上で、最重要と言っても過言ではありません。
長短の「間」を駆使することにより、時間の経過を表現したり、場面転換を意味したり、心理の綾を描き出したり、重要な語句を強調したり、聴き手の心理状態と共鳴したり・・・という効果をもたらします。
しかし、たいていの皆さんは、「間」による空白が怖いのか、私達が必要と思う十分な長さの「間」を取っていないのです。
「間」を自由自在に使い分けられるようになったら、音読のスキルは、かなり向上します。
自分の読み方の癖は、指摘されて初めて気づくもの。
自分の読みを録音し、客観的に聴いてみることも、癖を認識し、直すことに役立ちます。
お試しください。
今日は、キャリア教育で、たまたま小学校に居合わせた中学生たちも飛び入り参加してくれました。(お疲れなのか、ちょっと眠そうでした(~_~;))
最後に、また全体研修に戻り、私達が「お手紙」を模範朗読して、今日の研修を終えました。
研修の成果を、少しでも授業に反映させようと、先生方、とても熱心に研修に臨んでくださいました。
明日からの国語の授業・・・各教室から、先生方の力強い音読の声が響いてくることを期待いたしましょう(*^。^*)
写真は、前列左から、山本副校長先生、菅谷校長先生、今研修ご担当だった宮城教諭。