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スイミーの朗読活動・エピソードを紹介します♪


by suimmy

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毎日のように起こる殺人事件。
自分には起こりえない事・・・とは、言い切れない世の中です。

ある日、突然、事件で肉親を失ったら・・・。

7月15日、高井戸の高齢者活動支援センターで【杉並区犯罪被害者支援のつどい】が開催され、被害者ご遺族の手記を朗読させていただきました。

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手記を読んでいると、突然、理不尽な形で家族を失ったご遺族の心情に胸が詰まります。

加害者の人権ばかりが擁護される法的不備への怒り、絶望。

報道や周囲の無理解による二次被害。

そして何より愛する家族を奪われた悲しみと苦しみは、何年たっても癒えることなく一生続くのです。  
     
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始めに、12年前、国分寺市で起きた傷害致死事件で 一橋大学教授だった夫を亡くされた、辻内衣子さんの講演がありました。
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事件の経緯から、事件後の警察での扱われ方、報道被害の実態、裁判の顛末までを、時に涙を浮かべながらでしたが、しっかりと、理性的に伝えていらっしゃいました。

印象に残ったお話しの要点を少しご紹介すると、

  
*事件後、最初の報道で掲載されるのは、【警察発表による加害者の供述】。
【それを鵜呑みにしないでほしい】
一度、報道されると、その加害者目線のコメントのみが独り歩きし、事実に反していても、以後、被害者の名誉を回復される機会は、なかなか訪れない。

*加害者には 国選弁護人がつくにも関わらず 被害者は 弁護士を雇うのも
民事裁判の費用もすべて自己負担。数年前までは 裁判の日時さえも知らされず、傍聴も出来なかった。

*民事裁判で、被害者側が、加害者側の賠償責任を訴え、高額の賠償金請求の判決が出ても、支払いに法的拘束力はないため、ほとんどの被害者は、加害者側から賠償金を支払われていない現実。

*被害者側への補償や配慮も、以前よりはされるようになったが それでも被害者が置かれる理不尽な状況は、まだまだ広く一般には知られていない。
突然、【被害者遺族】となり、訳も分からないまま、不条理な世界に巻き込まれる現実を知ってほしい。

*そして周囲の人には、腫物に触るようにではなく、普通に接してほしい。

と お話しされていました。

被害に遭われた方々に対しては 然るべきところから何らかの支援の手が差し伸べられているものと思っている一般の認識より はるかにひどい実態に会場の皆様も驚くばかり。この現状を改善していくには 被害者に思いを寄せ、関心を高めることが何より大事です。

今回の杉並区の「犯罪被害者支援のつどい」も このような主旨で開催されたものですが、私たちの朗読した、ご遺族の自助グループ “緒あしす”の手記集「いのちかなでる」(立花書房 発行)も、是非 多くの方に手にとって読んでいただきたいと思います。
ご注文は FAX 052-231-8696 
犯罪自助グループ「緒あしす」まで。
by suimmy | 2012-07-16 22:31
 Swimmyが、横須賀三浦教育会館での朗読コンサートを行うようになって、早いもので、もう5年。
これまで、様々なテーマで物語をお届けしてきましたが、今回は、「東日本大震災で被災された方に心を寄せて」の公演を、7月1日行いました。

 
 皮切りは、岩手県宮古市の漁師の一家、清水さんのドキュメント「津波が天まで駈け抜けてきた・・あの日。」e0088256_2354557.jpg

   津波を知らせるサイレンの音。人々の叫び声。
   そして、目の前に迫る津波から、命からがら避難した清水さん一家の様子・・・
 
漁師の妻、佐保里さんが、生々しく語ってくれた震災当時の様子を、朗読しました。

 
 その後は、同じ岩手出身の童話作家、宮沢賢治の代表作ともいえる「銀河鉄道の夜☆」をお送りしました。
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   賢治が悲しみを乗り越え求めた”本当の幸い”とは・・・
 
幻想的な’銀河の世界’のスクリーン、朗読と伴に心に沁みいるピアノの調べ・・♪
会場は、大きな感動に包まれました。


 アンケートから、お客様の感想を、いくつかご紹介致します。e0088256_2384447.jpg

*物語の世界へ案内してもらい、たっぷりと銀河の世界に浸りました。美しい日本語と声に魅せられました。素敵なアンサンブルというのでしょうか。魅力的なグループです。東北のお話も映像と共にすばらしいドキュメントでした。
*本格的なお話の仕方を子どもと共に味わえました。被災地のお話も良かったです。ニュースで数分聞くより、状況が伝わりました。
*やはり音楽と共にすばらしい朗読を聞くのは、とてもすてきだと思います。今回も感動しました。ただ、小学生にとっては、短めのものがいくつかあった方がよいのかなぁと思いました。大人にとっては、とても良かったです。
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 賢治は、この度の震災を、天の上でどのような思いで見ているのでしょう。。
私たちは、彼の残してくれた物語、そしてメッセージを朗読することで、少しでも多くの人たちが、被災地へ心を寄せてくれることを願っています。。☆
by suimmy | 2012-07-04 00:41